中学生の頃から東京へ行くことが夢であり憧れでした。
そんな私が、その夢を実現させ、なんとか上京した経緯を綴ってみようと思います。
これから上京したいけどどうやって上京しようか悩んでる方と共有できたら幸いです!
- 貯金40万円で上京しました
- 次第に父の遺品に手を付ける
- 不安ですぐには行動できなかった頃のこと
- 高校からずっと続けていたバイトを卒業(辞める)
- 残り40万だけど、とうとう上京!
- なんとか上京することはできた!
- 終わりに
貯金40万円で上京しました
あれは私が21歳の時。実家で引きこもり気味ながら、フリーターをしている時でした。
無気力状態だった私と上京への憧れ
あの頃私はバイトへ行く以外の他者との関わりをほぼ絶っていました。
やりたいことをやってもつきまとったのが対人恐怖症でした。
19歳の頃から異常に人と関わることへの絶望感や諦めに支配されていました。
それでも上京して東京に住みたいという憧れは消えず、漠然といつかは東京に住みたいなぁと思っていました。
そのためにもとにかくお金を貯めなくちゃいけない。
でも、私、社会不適合者なのか?(笑)というよりも対人恐怖症で掛け持ちでバイトをしようとしても続かず、高校生の頃から続けていた近所での清掃のバイトを続けておりました。
それだけじゃ、全然貯金ができない...。
兎にも角にもお金だ!!
と思った私は、実家にある売れそうなものをメルカリやラクマのフリマアプリで売りさばくことにしたのです。
次第に父の遺品に手を付ける
私の父は私が16歳の頃に亡くなったのですが、私以外の家族はあまり父の遺品を整理したりせず父の部屋はホコリだらけの物置状態でした。
そんな私がその頃知ったのは
ミニマリストだったり、遺品整理、断捨離というワード。
そんな時期だったのもあってとにかく売れそうなものをフリマアプリに出品してきました。
漫画や本、レコードや、CDなど。
レアモノになっているCDなどが高値で売れた!
意外とびっくりしたのはレアものになってて思っていたよりも高くで売れたりする時もありました。
地元の買取業者で安値で買い取られてしまう
でも一番失敗したな、と思ったのは地元の車で収集しに来る買取業者に頼んだところ、古すぎる本は全く引き取ってもらえず、100枚近くあったレコードを三千円で買われてしまった時です。
せっかく父が集めてただろうレコードだったので勝手に思入れもあったし、想像よりもかなり安く、ショックでした。
その時断ればよかったかもしれないですが、私が母にお店の人とのやりとりを頼んでしまっていたので、あぁちゃんと私もその場にいればよかったな...と反省しました。
まぁでもその買取業者さんもちゃんと売れるものだけを買い取ってくれたので、本当だったら物置に誰にも聴かれず眠り死んでたはずだったレコードが、誰かの手に届いて音楽が流れているのだとしたら、無駄なことではなかったな!とも思えます。
考え方次第ですね。
そんなこんなでせっせと時間があれば父の部屋からお宝が眠ってはしないかとフリマアプリで売っていた頃、想像もしなかったことが起こるのです。
マジか。父の遺産整理でへそくりを見つけちまった...!
父の本棚を整理していた時に、本をどけると奥の方にポーチを見つけたんです。
それがなんと、お金と通帳だったのです....!!!!
いやぁ、この時はびっくりしました。
まさかお金が出てくるとは思っていませんでしたから。笑
その時出てきたのは、現金約40万円と通帳に約300万円でした。
え。。。大金やん......(΄◉◞౪◟◉`)!!!!!
一瞬目を疑いましたよ...。
気持ちを整えつつ、家族に相談しました。
もちろん横取りしようとなんて思いませんよぉ。子供の頃の私ならそうしたかもしれないですけどネ。( ͡° ͜ʖ ͡°) 笑。
....そんな感じで家族もびっくらこきつつ、その時姉の短大の授業料が払えない問題が起きていたので、すっっっっっごく助かったんですよねぇ。
そして、山分けすることになって、いろいろ考え、母は父の仕事をずっと手伝っていたので、母に200万円、私と姉は50万ずつに分配しました。
通帳は銀行で手続きをしたのち、受け取ることができました。
その頃、確か私は10万くらいの貯金があって、
わーーーこれでもう上京できるやん
ってなったのでありました。
不安ですぐには行動できなかった頃のこと
それでも、私はすぐに行動することはできませんでした。とっても怖かったし、不安でした。
本当に上京なんてできるの?
一人で暮らしていけるの?
そんな気持ちの方が強かったんです。
なので、その頃は不安な気持ちをなくすために、いろんな上京した人のブログを読んだり、本を読んだりしていました。
その時に知り、役に立った本は大原扁理さんの本
そんなに働きすぎなくても、知恵や工夫を凝らせば東京でも暮らしていけるんだ、そんな人がいるんだって思って
ものすごく心強いバイブルになりました。
姉の一人暮らしをサポートのためにお金を貸す
あの頃は姉が短大を卒業する頃でした。
姉は一人暮らしがしたくて仕方がなかったのですが、短大の授業料その他を払うので一人暮らしするための初期費用がありませんでした。
姉と母がこの頃仲が良くなくて、困っていたのもあったし、姉と母は距離が離れているくらいがちょうどいいと思っていたので、一人暮らしのお金を貸すことにしました。
とは言っても、一人暮らしってどんな風にするのか、私自身が知りたかったのもあります。笑
姉を見て育とうとする、妹あるあるな気がします。笑 てへぺろ。
そんな感じで、姉も無事に就職先が見つかったので姉と物件見学に行ったりして、無事に姉は一人暮らしを始めることになりました。
私はその時に20万円貸したのですが、投資する気持ちで貸しました。
月1万円ずつ払ってくれたらいいし、これで母と姉との確執も収まったらいいなとも思いましたし。
高校からずっと続けていたバイトを卒業(辞める)
そんなこともあってか、徐々に上京する決心がついてきました。
私はずっと高校の頃から近所で清掃のバイトをしてました。
一緒に働く人に同級生のような年の人はいなくて年配の方ばかりでした。
(一部若い警備員のにーやんだったり、メンタル不調になって通院中で休学してるけど少し働きたいと私と入れ替わりで入った若い女の方はいましたヨ。)
当然私は孫と似た年なので、孫のように関わってくれたり、親切で温かい人が多かったので、ずっと続けることができていました。
なので、私はバイトを辞めることが怖かったんです。
せっかくこんなにもお世話になったのに私がやめたら迷惑をかけると過剰に思ってました。
何日もバイトを辞めようと思うということを言えずにいた、休みの日の午後に
あああ〜〜〜〜〜もう、耐えられねぇ。。。言っちまおう!!!
とバイクをかっ飛ばして、責任者っぽくなっているずっとお世話になっていた方に伝えたのでありました。
すると、自分が想像しているよりもあっさり終わって、そのあとはとても清々しかったのを覚えてます。
その後は次の人が決まるまでの2ヶ月ほど働き、無事に円満退社ができました。
今までのバイトだとバックれたり、すぐにやめたりしてた私にとってはすごい成長だな、と感じました。笑
残り40万だけど、とうとう上京!
バイトを辞めたのは1月でした。それからは、ダラダラと過ごしずつも上京するための情報収集をしまくっていました。
激安の木造アパートを選ぶ
とにかく、住む場所を見つけなくてはいけないので不動産屋のサイトを見ていました。
よく見ていたのは
home'sと
at home
at homeは大原扁理さんの本でも紹介されていて、参考にしていました。
家賃を払えなくなるのが心配だった私はとにかく安い最低条件の木造アパートを選ぶことになります。
アパートの条件の内訳
- 家賃3万円
- 楽器可能
- 風呂・トイレ 共同
- 4.5畳の部屋
- 木造
....いや、住んでいた私が言うのもアレなんですが、
最低条件すぎだろぉぉぉぉおおぉおおぉ _(:3 」∠)_
って感じです。笑
でもその頃ギターを弾きけるようになりたくて、楽器可の物件がよかったし、お風呂とトイレも共同でも使えるんだったら、まぁ大丈夫やろっ!
と安易に考えておりました...。
初期費用
出来るだけ、本当にお金がかからないようにしていたので、敷金礼金なしの場所を選んで、初期費用は13万円ほどでした。
それから4月に無事に上京を果たし、2ヶ月はプラプラ過ごし、お金が底をつきそうになり6月にはアパートの近くの場所でこれまた清掃のバイトを始めることとなります。
...まぁ住んでみて、いろいろと経験したこともないトラブルなどが起きるのですが....。
住んでみないと分からないものです。
ある意味、意外と住めたなぁ〜〜〜♪とも思ってたし、
兎にも角にも早く引っ越したーーーーっっっ
ともなっておりました。笑
まぁ、そのことは長くなりそうなので後々また詳しく書こうと思ってます...。
(あ、騒音トラブルのことを簡単に少しちんまりと書いた記事あります↓)
なんとか上京することはできた!
上京する理由が、中学の頃からただただ漠然と東京に住んでみたいという気持ちだけ。
それでもなんとか上京をして住むことはできたんです。
数年の前の私からしたらキセキテキなことばかりでした。
今となっては経験してしまった身になったのですが、経験できてよかったと思います。
こうやって記事のネタにするなんてことも考えていませんでしたし。笑
実を言うと上京して1年8ヶ月にして、あることがきっかけで色々やらかしてしまい、実家に帰らざる得ず、出戻ってしまったのですが....。泣
まぁ、そのことはいずれ記事に書こうと思います...。笑
(ネタにしないとやっとられんワっ!笑)
終わりに
そんなこんなで、今は実家に帰ってる私ですが、
上京したのは無駄だったとは思いませんし無意味ではなかったと感じてます。
東京にいなければ会えなかったものや人や出来事がたくさんあったから
です。
バイトも何回も受からないこともありましたし、一人で暮らしていく上でやらかしたり、失敗することが多々ありました。今考えても、恥ずかしいこともありましたし、後悔もありましたし、失態もありました。
それでもやっぱ何事も経験だなぁ、ってこうやって書いてみると思います。
私は地元に愛着があるわけでもないし、むしろ嫌だと思ってる族なので、またいずれは密かに上京したい、再チャレンジしたいなぁと言う気持ちを秘めております。
もちろん、お金がないと行動力がないとできないことなので、そう簡単にはできないのですが。
今、私にできないことはお金がないことで、お金があればすぐにでも上京してると思います。その分の経験は身についたので、以前に抱いていた漠然とした不安感は無くなりました。
あの頃の私は今、自分に何ができるだろうと思って
やりだしたのが、まさかの父の遺品整理をしつつ売れるものはないかと探す
という日々でした(笑)
...が、それをしていなければ私は上京できていなかっただろうと思います。
なので、父のへそくりがあの時期に発見できたのはよかったんだと思います。不思議な気持ちですが。
今は、渋々と実家に出戻り、再びあの頃のようにひきこもりと化してしまっている私ではありますが(プラス無職...。バイトを探さなくてはなのですけど、現実逃避してしまってます...てへぺろ)、今できることを、たとえ小さくても誰かにとっては愚かでもちまちまとコツコツとやっていけたらいいな、と思ってます。
つたない文章ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました!!
上京したいと思ってる方に少しでも参考になったら嬉しいです。*